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vetOSCEの課題
vetOSCEの課題は、1)医療面接、2)伴侶動物および3)産業動物に対する身体検査、さらに基本的な外科技術から4)無菌操作あるいは皮膚縫合のいずれかを選択した計4項目です。これらの試験を実施する4ステーションで1レーンを構成します。レーン数、ステーションの組み方などは、学生数、教員数、及び施設の態様に応じて各大学が判断します。
必修 | 選択 | ||
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医療面接 | 伴侶動物 身体検査 |
産業動物 身体検査 |
外科基本技術 (無菌操作または皮膚縫合) |
犬の身体検査 | 牛の身体検査 | ガウン装着 または皮膚縫合・結紮 |
- 医療面接では、動物⇔飼い主⇔獣医師のコミュニケーションをとることの基本を試験します。チェック項目は、態度・服装、あいさつ、自己紹介、導入質問、基本的事項(飼い主との会話)等です。内容は、以下のように診察の流れに沿っています。
- 診察室への呼び入れ
- オープニング(あいさつ、自己紹介)
- Open-ended question(クライアントに自由に話をしてもらいます)
- Focused question(クライアントの話を受けて獣医師〔受験者〕が特定の質問を 行ないます)
- クロージング(それまでの会話を要約してクライアントに確認します)
- 伴侶動物身体検査では犬(シミュレーター)を対象として、頭頸部、胸部および腹部について視診、触診、聴診等を用いた基本的な身体検査の手技ができるかどうかを問います。
- 産業動物身体検査では子牛(シミュレーター)を対象として、保定(ハンドリング)、体温測定、心臓の聴診、肺野の聴診等の基本的な身体検査の手技ができるかどうかを問います。
- 無菌操作・皮膚縫合ステーションでは、基本的な外科技術である滅菌ガウン装着または皮膚縫合を課します。